先に「辻」さんと「北」さんについて書きました。
「辻」さんの「辻」が「一点しんにゅう」か「二点しんにゅう」かは、「3部首許容」によって、「どちらでも良い」ということになり、「北」さんの三画目が縦棒に突き刺さっているのは、「単なるデザインの問題だ」ということでした。
そして
ここは、「吉」さんか、「𠮷」さんかという問題です。
念のために画像を貼り付けます。
ここは、「許容」でも「デザイン」でもなく、別の文字として扱われています。
そして、
念のために書き加えます。
「士」の下に「口」を書く「吉」は、全てのデバイスで表示されるはずです。
もうひとつの文字は、「土」の下に「口」を書く「𠮷」なのですが、
デバイスによっては、この文字が表示されない虞があります。
この文字を表すために「つち・くち」とか「上が土になっているヨシという意味で「つち・よし」などと呼ぶ呼び方があります。
この文字は、「辻」のような「許容」でも、「北」のようなデザインの問題でもなく、本来は、「上の方が長い」「吉」なのです。
そして、強い要望があったのでしょうか、特定のフォントで対応するようになった文字なので。
文字の出し方を先に紹介します。
まずフォントを「Microsoft IME」にします。
次に、「メイリオ」を選びます。
そして
全角で 20bb7 と打って F5キーを押します。
「𠮷」に変換されるはずです。
「メイリオ」以外にも「つち-くち」を表示できるフォントは、いくつかあります。
ただし、私のパソコンは、「~教科書体」で表示しようとすると、「明朝体」で表示されてしまいました。
「つち-くち」を表示することはできるけれど、選んだフォントのデザインでは表示してくれないというケースがあったのです。
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