2019年7月12日金曜日

点・線・面

抽象芸術といえばカンディンスキー。
カンディンスキーといえば「抽象芸術論」
そして「点・線・面」

昔からそんなふうに考えていました。
下、2冊。書物の写真です。










下が「抽象芸術論」
上が「点・線・面」

最近事情あってこの書物を引っ張りだしました。
引っ張りだしてよく見たら
下写真です。











左側が「点・線・面」の正面。
下にドイツ語。
Punkt und Linie zu Fläche
いくらドイツ語がわからないと言っても
これは、注視すればわかります。
「面へ向かう点と線」というような意味じゃないですか。

そんなことにひっかかって数日過ごしていたら
阿倍野
ハルカス南側、hoop5階の書店
入口付近で
















こんな書物を見つけてしまいました。

衝動買いしてしまいましたよ。

もうおいぼれですから、きっと熟読しないでしょう。
無駄遣いになるでしょう。
でも
衝動買いしてしまいました。

でも、この書物を目立つ場所に展示する書店の感覚は、いかがなものでしょう。

今日は,ここまで

以下、書物に関する情報です。

「点・線・面」
訳者 西田秀穂
発行所 株式会社 美術出版社
1976年9月10日 第21版
箱入り ハードカバー 硫酸紙付き
所謂高級学術書仕様で、2000円
私が初任者だった年で、初任給は10万円にやや及ばずという時代でした。

ついでに
「抽象芸術論」の方は、1977年、第17版で2200円。

薄給で生活が苦しい中こんな書物を買っていたのかと、若気の至りを反省したり・・・・

そして

「点と線から面へ」
こちらは、文庫本。ちくま学術文庫です。
2017年4月10日初版発行
訳者 宮島久雄
発行所 株式会社 筑摩書房
1000円

でした。